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うまく換気ができると業務効率が上がる!換気で気を付けたいコツとは?2021年5月24日 更新

最近は建物の室内換気の重要度が高くなってきています。
室内の空気を綺麗に保つことで、感染症対策にもなりますし、何より気持ちが良いと思います。

 

定期的に換気を行うことは健康にも良いし、精神的な面でもリフレッシュすることができます。
今回は最近注目されている換気のことについて情報を紹介していきたいと思います。

 

換気のことについて

まず換気とはどういう事でしょうか?

換気=外の空気を室内に入れて、室内の空気を外に出すことです。
簡単に言うと外気と空気の入れ替えを差します。

 

換気をすることで新鮮な外の空気を取り入れることができます。
そうすることで様々なメリットがあります。

<換気を行うメリット>
・室内のハウスダストや化学物質、ウイルスなどを外に追い出すことができる
・室内に溜まった熱を放出して、快適な温度に調整する
・湿気を外に逃がして、部屋を除湿し最適な湿度にする
・こもってしまった嫌なニオイを外に排出できる
・外の綺麗な空気を入れることで気分もリフレッシュできる

 

職場における換気の効果としては、新鮮な酸素を取り入れることができるため、換気することで業務効率がアップすると言われています。
新鮮な酸素を吸わないでいると、脳の働きが低下してしまい、作業効率が下がってしまうためです。

また深呼吸はストレス解消にもなりますから、新鮮な空気を深くゆっくりと吸い込むことは健康にも良いとされています。

参考:日本成人病予防協会「呼吸 ~ストレス解消法~」https://www.japa.org/tips/kkj_1007/

 

 

業務効率アップの他にも、除湿効果や消臭効果、温度調節の役目も果たします。
特に冬の温度差によって生じる結露や、湿度が高くなりがちな雨季に換気を怠ってしまうとカビが発生しやすくなるのです。

 

逆に室内の換気を行っていない場合、暖房器具などから生じる一酸化炭素や人からも二酸化炭素が溜まってしまいます。
さらにホコリや細菌も蓄積しやすく、それによってカビが生えてしまうこともあります。そちらを避けるためには上手な換気の方法について知っておかなければなりません。

カビが大量に発生してしまうと空気に乗って飛散してしまい、人体にも害が生じる可能性があるため換気の必要性は十分にあります。

 

 

換気はエアコンが行ってくれているから大丈夫と考えている方も多いですが、エアコン自体には換気効果はありません。

業務用エアコンなどには室外機があるので勘違いしがちですが、空気自体は外と繋がっておらず、室内の空気が循環しているだけとなります。
そのため、エアコンの有無は関係なく室内の換気を行わなければなりません。

 

 

換気をうまく行うコツとは?

ただ何も考えずに窓を開けて換気をするのではなく、上手に空気を取り入れるためのコツも知っておいたほうが良いでしょう。
まず1つ目に、1つの窓を開けるだけでは部屋全体に空気が循環しにくいという点です。

換気のポイントは空気の流れを作ることです。
窓を1つ開けたら対角線上(反対側)にある窓を開けた方が、空気を上手に取り入れることが可能です。
イメージは、空気が入ってくる入口と、空気が出ていく出口を作ることとになります。

 

入ってくる入口側の窓は小さく開けて、排気する出口側の窓は大きく開けると良いでしょう。
そうすると、小さく開けた窓の隙間から勢いよく空気が入り、広い隙間から小さな力で外へ排気されていきます。

窓はできるだけ2箇所以上の窓を開けて風通しを良くするようにしてください。

 

 

花粉の最も飛散する時間帯は11時から15時の間となるため、そちらも覚えておきましょう。
部屋に窓が一箇所しかない場合や、窓の対角線上に無いという場合は扇風機やサーキュレーターを利用するという方法もあります。

窓を開けて扇風機やサーキュレーターをつけることによって空気の流れができ、新鮮な酸素を十分に取り入れることができます。
これらを置く場所は、空気の流れるポイントに置くようにしましょう。
窓が大きいからと言って、扇風機やサーキュレーターを付けずに窓を全開にするだけでは空気の流れが出来ずに、新鮮な空気が上手に部屋に取り入れることはできません。

 

扇風機やサーキュレータでも商品によっては音が大きいこともあるため、職場に設置する場合は音が比較的静かな商品を購入することがおすすめです。

換気する時の注意点

換気する時の注意点としては、窓の近くにエアコンの室外機や換気扇の排出口がある場合は、汚れた空気が室内に入る混むことがあるので、そちらには気を付けたほうが良いでしょう。
また、花粉症の方がいる場合も、時期によっては花粉で仕事が手に付かない場合もありますので、時期にも注意したほうが良いと思います。

 

窓を開けて空気を入れ替える時間は、6畳から8畳の場合5分程度で十分に部屋の空気を入れ替えることができるとされています。

 

目安は一日に1回~3回程度となるので、寒い冬の間でも行うことが理想です。換気を行うタイミングですが、こちらは湿度が低い12時から16時が適しています。
秋や冬には温度が下がり過ぎてしまうため、12時から14時の間が適したタイミングだと思います。

ちなみに、人が快適に感じる温度は夏の場合25度から27度、冬であれば20度から24度の間と言われています。
湿度は冬の場合40から60パーセント、夏の場合は50から60パーセントとなっているため、温度計と湿度計が部屋にある場合はこちらを目安に換気を行うと良いでしょう。

換気を上手に行うことで室内の空気を綺麗に保ち、家事や仕事もはかどることも多いです。
定期的に換気を行って快適な空間を作っていくようにしたいものですね。

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