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2025.10.26エコキュートのエラーは寿命?修理・交換の費用相場と判断基準を解説します。

「お風呂に入ろうとしたら、エコキュートのリモコンに見慣れないエラー表示が…!」
「お湯が出ない!これって故障?買い替えなきゃダメ?」

生活に欠かせないお湯が突然使えなくなると、パニックになってしまいますよね。安全性と省エネ性能の高さから、オール電化のご家庭を中心に人気のエコキュートですが、電化製品である以上、いつかは寿命や不具合がやってきます。

この記事では、数多くの水回り・給湯器トラブルを解決してきた「株式会社トチナン」が、エコキュートにエラーが出た際の正しい対処法や、修理と交換(買い替え)を見極めるタイミングについて詳しく解説します。

業者を呼ぶ前に!エラーが出たら確認すべき2つのこと

エコキュートにエラー表示が出たからといって、すぐに「故障だ!買い替えだ!」と焦る必要はありません。まずは以下の2点を確認してみてください。

1. リセットで直る「一時的なエラー」ではないか?

落雷や一時的な停電、大雨などの影響で、センサーが誤作動を起こしてエラーが表示されることがあります。この場合、取扱説明書に従ってリモコンの「リセット操作」や、本体の漏電遮断器のオンオフを行うだけで、正常に復帰するケースも少なくありません。

※何度も同じエラーが頻発する場合は、内部の故障が疑われます。

2. 「メーカーの標準保証期間」内ではないか?

エラーが消えない場合、修理を依頼することになりますが、その前に必ず保証書を確認してください。エコキュートには、ほとんどのメーカーに標準保証があり、部品により異なりますが1~5年の標準保証期間が設けられています。

  • 本体:約1年
  • ヒートポンプユニット(お湯を作る部分):約3年
  • 貯湯タンク(水漏れなど):約5年

※メーカーにより多少異なります。

故障の原因と交換部品に関係性がなければ適用されませんが、保証期間中であれば無料で部品を交換してもらえることがあります。まずは保証書の有無と日付をチェックしましょう。

【基礎知識】そもそもエコキュートとは?

ここで少しだけエコキュートの仕組みに触れておきます。

エコキュートの正式名称は「自然冷媒ヒートポンプ給湯機」といい、電気の力で空気中の熱を集め、その熱を利用してお湯を沸かすシステムです。エアコンと同じ仕組み(ヒートポンプ技術)を使っており、外気を利用するため、外の温度が暖かいほど効率的にお湯を作り出せます。環境に優しく、ガスを使わないためオール電化住宅に最適な給湯器として普及しています。

エコキュートの仕組み

出典:COOL CHOICE ウェブサイト→“https://ondankataisaku.env.go.jp/coolchoice/topics/20170712-01.html

画像引用元:一般社団法人日本冷凍空調工業会→“https://www.jraia.or.jp/product/heatpump/p_about.html

修理か?買い替えか?エコキュート「3つの交換タイミング」

エコキュートの寿命は、一般的に10年〜15年と言われています。もし以下のような状況に当てはまる場合は、修理ではなく「本体の買い替え」をおすすめします。

交換タイミング①:設置から「10年以上」が経過している

エコキュートを10年以上使っている、あるいは10年目前後で以下のようなトラブルが多発する場合、寿命のサインです。

  • お湯の温度が安定しない、水しか出ない
  • お湯が止まらない
  • 本体や配管から水漏れしている

長年の使用により、お湯の量を調整する水位センサーなどの電子部品や配管のパッキンが経年劣化を起こしています。10年を超えるとメーカー側で修理用部品の生産が終了していることも多く、修理そのものができないケースも増えてきます。

交換タイミング②:自然災害(台風・豪雨・落雷など)による故障

エコキュートは屋外に設置される精密機械です。台風や豪雨による浸水、落雷による過電流などが原因で故障した場合、見た目は変わらなくても、内部の広範囲にダメージが及んでいることがあります。

このような場合、一部を修理しても後から別の不具合が連鎖的に発生(寿命のドミノ現象)しやすく、結果的に買い替えた方が安く済むケースがほとんどです。

交換タイミング③:修理費用が「10万円以上」になるとき

見積もりをとって、修理費用が10万円を超えるようなら買い替えを検討すべきです。

修理してもエラー表示が出る場合などは、エコキュートに寿命がきていると考えましょう。
これ以上修理をしても完全復帰する希望は薄いため、総合的なコストをふまえると買い替えてしまった方が安くすみます。

10年以上経過した機器に10万円をかけて修理しても、数年後に別の部品が壊れれば再び費用がかさみます。買い替えにかかる工事費(10万円前後)を考慮しても、最新の省エネ性能が高い新品に交換したほうが、長期的なコストパフォーマンスは圧倒的に良くなります。

ほとんどのメーカーに標準保証があり、部品により異なりますが1~5年の標準保証期間があります。保証期間中であれば無料で部品を交換してもらえることがありますので、まずはメーカーの保証期間を確認してみましょう。

エコキュートの交換費用相場(部位別)

故障の規模による費用の目安は以下の通りです。

交換・修理の規模費用の目安
一部部品の交換10,000円〜30,000円程度センサー等の軽微な部品のみ
ヒートポンプユニット交換80,000円〜150,000円程度お湯を作る心臓部。高額になりがち
本体一式の交換(買い替え)本体代(20万〜60万円代)
+工事費(10万〜15万円)
タンク容量(家族の人数)や
機能により本体価格が変動

よくある質問:「買い替えた場合、お湯はいつから使える?」

A. 基本的には、交換工事が完了したその日の夜からお湯が使えます。

ただし、故障が発覚したのが夜間であったり、ご希望の機種の在庫確保に時間がかかったりする場合は、当日の工事ができず、数日間お風呂に入れない期間が生じることもあります。

「最近エコキュートの調子が悪い」「もう10年以上使っている」と気づいたら、はやめに買い替えてしまうのも良いでしょう。

ぜひ状況を慎重に判断してみてください。

【引用・参考文献一覧】
本記事内の保証期間や製品寿命に関する情報は、メーカーの一般的な基準として以下の情報を参照・加味して執筆しています。


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