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給水ポンプは故障する前に交換!定期メンテナンスで状態の把握を2017年3月9日 更新

車は乗れば乗るほど性能が落ち、長持ちさせるためにはメンテナンスが必要になってきます。それは給水ポンプも同じです。

しかし実際には給水ポンプをノーメンテナンスで使っている方も多くいらっしゃいます。そこで今回は給水ポンプの寿命と、メンテナンスの重要性についてまとめてみました。

 

■給水ポンプが故障すると断水の可能性も

給水ポンプ(給水加圧装置)は各家庭の蛇口に水を届けるためのものです。受水槽内部の水を給水管に送る役目を果たしています。そのため給水ポンプが故障すると、この機能が果たされなくなり、断水になる可能性があります。

 

家庭用の給水ポンプであれば、在庫があれば即日納品も可能です。しかしアパートやマンション、病院、工場などの大きな施設となるとそうはいきません。大きな施設の給水ポンプは、納品までに約1ヶ月の納期が必要で、その間入居者の人々は水道が使えない生活を送ることになってしまいます。

アパートやマンションなどの施設の場合、2台から3台ほどの給水ポンプで交互運転をしていることもありますが、このうちのどれかが壊れると残りのポンプに多大な負担がかかります。負担がかかるとそれだけポンプの寿命を縮めることになるため、全てのポンプが正常に稼働することがベストです。

 

「蛇口をひねれば水が出てくる」という生活を当たり前にしている現代人にとって、断水はとても不便なものです。こうした事態を事前に防ぐためにも、施設を管理される方は給水ポンプの交換時期を把握しておくことをおすすめします。

 

■給水ポンプの寿命はどのくらい?交換時期は?

給水ポンプは機械のため、一概にどのくらいの寿命とは言えません。3年で壊れるものもあれば、20年もつものもあります。以前交換のご依頼を受けた栃木県小山市のお客様の家庭用給水ポンプは、30年間使い続けて故障が1度もないという素晴らしいものでした。

給水ポンプは設置環境にも因りますが、ユニット本体はおよそ9年から15年ほどが更新時期です。ただ給水ポンプには制御盤、調整弁、スイッチなど多くの部品が使われています。これらの部品は基本的に消耗品で、中には1年ほどで交換した方がいいものもあります。こうしたものは定期メンテナンスで交換が必要かどうかを判断するといいでしょう。

もしポンプから異音や振動がする場合や、複数のポンプのどれかが動作不良を起こした場合には、メンテナンスや交換をおすすめします。また15年以上経過した古い製品は、メンテナンスや修理ではなく、交換が望ましいです。

 

 

■ポンプ交換は状態を把握して早めに依頼を

実際にアパートやマンション、病院等での断水を防ぐなら、定期的なメンテナンスでポンプの状態を把握し、早めに交換のご依頼をしていただくことです。
前述したように家庭用以外の給水ポンプは納品に約1ヶ月かかるため、壊れてからのご依頼では、入居者の方々に断水を強いることになってしまいます。

 

定期的なメンテナンスでポンプの状態を把握し、必要であれば部品の交換をしていただくことによって、急な給水ポンプの故障を防げます。

 

また給水ポンプを長く使用するメンテナンス方法として、オーバーホールという作業があります。オーバーホールとは、給水ポンプを1度分解し、
部品を丹念にクリーニングする作業のことです。こうすることにより、各部品の状態を把握できるだけでなく、給水ポンプを長持ちさせることにも繋がります。

 

近年ではインバーターポンプを使用されている施設も出てきています。インバーターポンプは常にフル稼働しているモーターの回転を制御することにより、省エネや細かいコントロールができるポンプです。ただし価格が若干高い傾向にあるため、早めのお見積りで価格を事前に把握しておいた方がいいでしょう。

 

栃木県小山市の株式会社トチナンでは、給水ポンプの修繕・更新工事、オーバーホール等のメンテナンスも承っております。
給水ポンプでお困りのことがございましたら、お気軽にご相談ください。

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