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エコキュートが故障したらどうする?エコキュートの交換工事や修理にはいくらかかるの?2020年1月22日 更新

エコキュートが2001年に発売されて以来、エコキュートは多くの家庭で導入されてきました。

電気代やガス代の節約になりますし、自然環境にも優しいので広く普及が進んできたと思います。

 

しかし、エコキュートを導入した時は快適に機能していても永遠に使い続けられるわけではありませんし、必ず故障や不具合が出てくるものです。

いくら高機能な機器だとしても、寿命が存在しますし故障で使えなくなることも想定しておく必要があります。

大切なのは事前に情報を知っておいて、使用できなくなったときに素早く対応できることです。

そこで今回はエコキュートが故障した時の対処法や修理や交換にかかる費用などを解説していきたいと思います。

 

エコキュートとは?どのようにしてお湯を沸かすことができるの?

まず大前提としてエコキュートがどのような機器であるのか、把握しておくことが重要です。

何も分からずに使っていると、故障したときにどの部分に支障が出ているのか推察できないことが多いと思います。

 

エコキュートとは大気の熱を使って湯をわかす給湯器の一種です。

エコキュートの元々の名称は「CO2冷媒ヒートポンプ給湯機」と言いますが、発売を機に統一総称を「エコキュート」とされました。

 

エコキュートがお湯を沸かすことができる仕組みのことを、一般的には「ヒートポンプ」と呼ばれています。

ヒートポンプとは大気中の熱エネルギーをヒートポンプユニットに取り込み、「自然冷媒(CO2)」で圧縮することで高温化しその熱を水に伝えてお湯を沸かすことができる仕組みのことです。

出典:COOL CHOICE ウェブサイト→“https://ondankataisaku.env.go.jp/coolchoice/topics/20170712-01.html

画像引用元:一般社団法人日本冷凍空調工業会→“https://www.jraia.or.jp/product/heatpump/p_about.html

 

ヒートポンプ給湯機では、大気中の熱を汲み上げるために電気のエネルギーを使います。

汲み上げた熱をヒートポンプユニット内で圧縮してさらに高温化し、貯湯タンクからの水を水熱交換器で温めてお湯を沸かしていきます。

 

効率の良いエコライフにも貢献できるエコキュートは、人々の豊かな暮らしを支えるための重要な役割を担う、大切な機器だと言えるのではないでしょうか。

 

エコキュートの耐久性は?

ヒートポンプをはじめとする高機能性を備えているエコキュートですから、とても精巧な機器であるように感じて壊れやすいのでは?
と思う人も多いのではないでしょうか。

 

エコキュートの寿命は10~15年と言われています。

ただし周りの環境にも大きく左右されるので、劣悪な環境に設置した場合は10年未満で故障してしまうこともあるのです。

 

日頃からの手入れをしっかりしていれば長持ちしますし、放置し続けていれば故障のリスクは大きくなってしまいます。

故障が多くなってきた場合、部品を交換して当面使えるのであれば修理を選択する方が良いかもしれません。

しかし部品を替えても、また違う部品が不調になって故障するのもよくある話です。

 

たとえばゴムのような消耗品が使えなくなっていた場合、そこだけ取り替えても次々と故障が発生することが十分に考えられます。

 

エコキュートの各メーカーは生産を終了したエコキュートの部品を10年間ほどの間しか保管をしません。

ですから10年以上経過したエコキュートが故障すした場合、メーカーも部品を保管していないので買い換えが必要になることがあります。

 

そのような場合はエコキュートの価格をチェックして交換するかどうか、判断すると良いでしょう。

時代とともに価格は変わっていくので、交換費用と修理費用を比べてどちらが得なのかよく考えた方が良いでしょう。

 

 

エコキュートが故障したらどうする?修理費用は?

 

購入してすぐに使えなくなった場合は出荷段階や設置段階ですでに壊れていた可能性が高いです。

これは初期不良と呼ばれるもので、メーカー保証の期間内であれば無償で交換や修理をしてくれます。

 

初期不良でなければ、数年で故障が発生するケースもあるようです。

この場合は保証期間内かどうかで修理の費用が変わってきます。

 

長年使っているエコキュートは

摩耗などの経年劣化によって故障が起こるようになり、一般的に修理の費用は自己負担となります。

 

 

エコキュートの故障した時の症状にはいくつかのパターンに分けられます。

まずは自分の場合はどのパターンに当てはまるのかよく考えることが大切です。

 

1.お湯が出ない

2.給湯が止まらないのでお湯があふれてしまう

3.足し湯をしても水しか出ない

 

上記が主な3つのパターンですが、具体的な故障の箇所や表示されるエラーコードなども把握しておくことが重要です。

 

1.お湯が出ない

突然エコキュートからお湯が出なくなってしまう原因は、凍結、断水、水漏れ、貯湯タンクのお湯切れなど様々な可能性があります。
症状を良く把握したうえで専門の業者に状況を見てもらう方が良いでしょう。

 

2.給湯が止まらないのでお湯があふれてしまう

湯が出続けてしまうケースも多く見受けられます。こちらは湯の量を調整する機能が壊れているので、まずは元栓を閉めることが重要です。
内部の機構を直す必要があるため、やはり修理の依頼が必要になります。

 

3.足し湯をしても水しか出ない

よくあるのは湯を足そうとしても水が出てしまうケースです。
温度を調整する機能が正常でなくなり、設定した温度まで上げられません。
この場合は内部の機構を触る必要があるため、自分で何とかしようとはせずに修理を依頼しましょう。

 

また、エラーコードが表示されていた場合は、取扱説明書を見れば故障の原因が分かるでしょう。

その場合は書かれている指示に従って対処し、それが終わったらリセットを押すなどして使用の準備をします。

 

基本的には取扱説明書に書かれていること以外は行わないでください。故障の程度がひどくなってしまう恐れがあります。

記載どおりに処置しても直らなければ修理を依頼しましょう。

 

パッキンなどから水漏れが発生している場合は、経年劣化が原因だと考えられます。

こちらの交換は難しい作業ではありませんが、専用の部品を取り寄せなければなりません。

 

したがって、やはり専門業者に修理を任せるのが最適な選択となります。

修理にかかる値段は故障の程度によってさまざまですし、場所によっては出張費なども大きくなります。

 

安価な部品を交換するだけなら2万円ほどで済むこともあります。

しかし、中枢となるヒートポンプなどの機構を直すなら10万円以上かかることも珍しくありません。

 

本体の交換工事が必要となると、エコキュートの値段分である数十万円を支払うことになるでしょう。

後者の場合はかなりの出費になってしまうので、心配なら保証を延長する制度を利用しておくのが得策です。

 

適用される修理や交換を確認しておく必要がありますが、最長で10年ぐらいまで延ばせる場合があります。

また、交換業者選びを慎重に行うのも大事なポイントです。交換業者によっては対応の経験が少ない場合があります。

 

 

しっかり直してもらわないと再発する恐れがあるので、口コミなどをチェックして評判が良いところ選びましょう。

公式WEBサイトなどで会社の実績を確認しておくことも重要です。

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