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エコキュートのトラブルとは?故障した時の対処法を紹介します。2021年2月17日 更新

お住まいの住宅にかかる様々な費用って意外と掛かりますよね。
最近はオール電化住宅も増えましたので、光熱費は住宅ランニングコストの中でもウェイトの大きい費用だと思います。

 

その光熱費を下げたいとき、省エネタイプの給湯器を導入すると効果があります。その省エネタイプの給湯器で、代表的な商品といえばエコキュートです。
エコキュートは大気中に存在する熱エネルギーを集めて、ヒートポンプで圧縮することでお湯を温められるくらいの熱量を生み出す機械です。

2001年に発売されてから20年ほど経過して、エコキュートの設置された住宅も多くなっていますよね。

 

ガスを燃焼させる給湯器に比べて、エコキュートは維持費が安くなります。
しかし機器本体の価格は高く、故障したときの修理費用も同様に費用も高くなります。

ですから、できるだけ長持ちさたいところですが故障はいつ発生するのかわかりません。
そこで安心して使い続けるための知識として、よくあるエコキュートのトラブルとその対処法を取り上げてみたいと思います。

 

エコキュートが故障した時はどうしたら良い?

給湯器として、もっとも起こり得る症状で、もっとも困るのがお湯が出ないということになると思います。
寒さが厳しい冬場に「お湯がでない!」となると、お風呂にも入れないし、食器なども冷たい水で洗わないといけません。
困りますよね・・・

 

 

そんな時は給湯配管、あるいは給水配管が凍結している可能性があります。

そうなったら基本的に給湯栓を開けた状態で、氷が溶けるのを待ちます。
気温は太陽が昇れば徐々に高くなりますから、時間はかかってしまいますが確実に溶けるので待ち続けるのこと一番安心できる方法です。

 

 

でも外出前に入浴したいとか、洗顔や食器を洗うのに冷たい水だと耐えられないので「すぐにお湯が使いたい!」ということもあるでしょう。
その場合は凍結している配管を温めればお湯が使えます。

 

温める方法ですが、お湯を沸かして配管にかけてはいけません。そんなことをすれば、温度差で配管が割れてしまいますので注意が必要です!

 

 

凍結時の対処法はカイロが良い!?

凍結してしまったらお湯に浸したタオルで配管を覆ったり、使い捨てのカイロを貼り付けておくと良いです。
カイロは人の肌に貼るタイプであれば、急激な温度変化は起こりませんから、配管が割れる可能性は低いです。

 

エラー表示で判断する

凍結をしているときには、リモコンにエラー警告が表示されます。
凍結している状態ではお湯は沸かすことはできないので、カイロなどを使って自然に解凍するのかを待つか、
自力で溶かさなければいけないのですが、エラー警告の表示を消すためにはいくつかの手順が必要です。

 

各エコキュート製造メーカーからもエラーコードについての案内が出ているようです。

・ダイキン>https://ecocute.takara-co.jp/ecocute_errorcode_daikin.html
・ダイキン エコキュートAI故障診断>https://www.daikincc.com/EQ_AI_chatbot/?_ga=2.140576753.214990912.1619393070-1468035874.1619393070

・三菱>https://faq01.mitsubishielectric.co.jp/category/show/550?site_domain=default

・日立>https://ecotec-japan.co.jp/maker/hitachi/errorcode-ecocute/

・パナソニック>https://denki.tss-shop.com/ecocute_errorcode_panasonic/

・コロナ>https://www.corona.co.jp/support/error/eco/index.html

 

「U22]という表示であれば、リモコンで決定スイッチや確定スイッチ、メニュースイッチなどを押せば消せます。
圧力異常を示す「F12 」「H94 」と表示されているときには貯湯ユニットにある漏電遮断器のスイッチを一度切ってから、60秒後に入れます。

 

 

凍結は浴槽にお湯や水を張った状態でフルオートにしておくなど、お湯が出ないように設定しておいて、給湯栓から絶え間なく水が出るようにすることで予防ができます。
水を出す場合には浴槽やバケツにためておけば利用できるので無駄にはなりません。

 

なお「U22」というエラー警告は、断水をしているときにお湯を沸かそうとしているときにも表示されます。
それはエコキュートの故障ではありません。自治会の回覧板や掲示板、ポストに投函されるお知らせの紙などで、断水になることがわかっているならば、お湯はその前に浴槽などにためておきましょう。

 

水漏れがないか確認するべし!

凍結が起きる状況ではないのに、お湯が出ないというならば水漏れが起きているかもしれません。ヒートポンプユニットを見に行きましょう。

お湯を沸かしているときに、ヒートポンプユニットの下が濡れているだけであれば、大気から熱エネルギーを取り出す装置が冷えて結露が発生しているだけですから、故障ではありません。
しかし、水道のメーターが動いているのにお湯が出ない、そもそもヒートポンプユニットは動いていないというならば、水漏れの恐れがあります。

 

水漏れが起きる箇所は、貯湯タンク・ヒートポンプユニット・配管の可能性が高いのですが、素人目でもわかることがあれば、壁の中の配管のようにわからないこともあります。
ですから、自分でなんとかするよりも、修理業者を呼んでエコキュートの修理をしてもらったほうがいいです。

 

水漏れが起きていても、お湯はでていることもあります。そんなときには、漏れてしまった分の水道代が加わっているので、いつもよりも請求額が高いです。
不自然に水道代が高くなったら水漏れの可能性が高いので、やはり修理業者に点検してもらうのが最善です。

 

他にもエコキュートのトラブルとしては

・シャワーの勢いが弱くなった
・使っていないのにお湯が沸く

上記のようなことが起こることがあります。しかしそれは故障ではなく仕様ですから特に心配することはありません。
凍結してお湯が出ない、水漏れが起きているといった深刻な状況でなければ、大抵の場合は使い続けることができます。

 

もし、そうして使い続けていく中で、エラー警告が頻繁にでるようになったり、水漏れが頻繁に起こるようになったらエコキュートの寿命が近いということです。
一般的な給湯器は10年から15年で寿命を迎えると言われていますが、エコミュートの寿命も同様に10年~15年程度と言われています。

しかし、2001年から販売が始まったエコキュートは、初期の製品はすでにメーカーでの交換部品の生産も終わっていて、部品が手に入らないことが多いです。
その場合修理しようにもできない状態になってしまいます。

 

また、配管の修理費用であれば高くても数万円程度ですが、心臓部ともいえる貯湯タンクやヒートポンプユニットの故障になると数十万円も必要になります。
たとえ修理をしてもまた、故障をするかもしれませんから思い切って買い替えたほうが経済的だと言えますね。

 

トチナンではエコキュートの交換工事の豊富な実績をもとに、お客様に最適な提案が可能です。

エコキュートのトラブルでお困りの方は「トチナン」へご相談ください。

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