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井戸水にはピロリ菌が多い?ピロリ菌にはどんな対策が有効か!?2018年12月3日 更新

水分補給は人間が生きていく上で欠かすことのできないとても大切なことです。
一口に水分補給と言ってもさまざまな飲み物がありますが、全ての生き物にとって一番身近な存在が“水”だと思います。

飲用水と言えば家庭内の水道水や市販のミネラルウォーターなどが一般的ですが、場所によっては経済的に飲み水の補給をするために、
井戸水を利用するケースも少なくありません。

 

井戸水は地下水を汲み上げる湧き水なので、一見すると市販のミネラルウォーターのように安全と思われがちですが、気を付けるべき注意点もあります。
それが「ピロリ菌」の存在です。数多くある細菌類の中でも比較的有名な存在で、1度は耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか?

 

今回は井戸水に潜むピロリ菌とはどんな細菌なのか?

そしてその感染を防ぐための対策法を紹介していきます。

 

 

井戸の中にピロリ菌はいるの?

 

ピロリ菌って良く聞く名称だと思うのですが、それではピロリ菌とは何なのでしょうか?

 

ピロリ菌とは胃の粘膜に住みつく細菌です。

引用元:ピロリ菌にご用心!|ピロリ菌とは?

 

ピロリ菌は人間の体内に入り込むと胃の粘膜に感染して、胃炎や十二指腸潰瘍などの症状を引き起こすだけでなく、症状が進むと胃がんを発症するリスクもあるので注意が必要です。
感染経路は主に食べ物・飲み物からの経口感染や井戸水によるもので、現在のように家庭用の水道が一般に普及する以前に、井戸水を飲み水として飲んでいた世代に感染者が多いとされています。

しかしながら、井戸水の全てがピロリ菌の感染源となるわけではなく、全国にある井戸水の中には名水と呼ばれる物も多く存在するのも事実です。
ではなぜ同じ地下水なのに場所によって安全性が異なるのかというと、井戸の深さが影響していると考えられています。

 

井戸水を利用するためには当然のことながら地下を掘り進んでいく必要がありますが、どの程度の深さまで掘り進めば水が出るかについては、その場所や環境によってさまざまです。
比較的浅い穴で地下水を掘り当てられるケースもあれば、中には数百メートル以上も掘らなくてはいけないこともあります。

この深さの違いは浅井戸、深井戸という分け方をされていて、調査によって深井戸よりも浅井戸の方がより多くのピロリ菌の存在を確認されているのです。

 

個人で使用する井戸と共同使用による菌の存在率の違いもあって、個人で使用している浅井戸は60%、深井戸であれば50%と言われています。
共同で使用している井戸は、さらにピロリ菌が存在する確率が高くなり浅井戸が70%、深井戸でも60%ほどになります。
まさに半数以上の井戸にはピロリ菌が存在することになります。

このデータからもわかるように井戸水を使用するのであれば、より深い場所にある地下水を利用することが安全に繋がると考えられます。
しかし、あくまで調査による学術的データなので、前述したように全ての井戸がこのデータに該当するとは限りません。

ですから、ピロリ菌などの有無を調べるには、専門業者による水質検査が必要になってくるのです。

 

 

ピロリ菌がいるかどうか!?調べる方法は?

 

使用する井戸水に菌が存在するかについては、保健所や専門の業者に依頼をすることで確認することが可能です。
日本では家庭用の水道水に関しては、安全の確保のための水質検査の義務が法律で定められています。

しかし、この法律は給水人口が100人以上の水道に適用されることから、一般家庭で使用している井戸水には適用されません。
そのため、一般のご家庭で所有している井戸水の水質検査を行なう場合は実費による調査という形になります。

 

水質検査にはいろいろな項目がありますが、ピロリ菌がいるかどうかは一般細菌の項目を検査することで判断します。
ピロリ菌を特定して検査することはありませんが、ピロリ菌も一般細菌の中の一種として捉えられています。

 

一般細菌とは、標準寒天培地を用いて36±1℃で24±2時間で培養したとき、培地に集落を形成する細菌のことをいいます。
分類学的に特定のグループを意味するものではありません。

引用元:細菌検査|京都保健衛生協会

 

 

ピロリ菌への対策は?

 

調査の結果、万が一使用している井戸水から菌が発見された場合は適切な対処が必要です。
ピロリ菌は塩素に弱いという特性を持っているため、塩素消毒によって死滅させることができます。

一般家庭の水道水にピロリ菌が存在しないのは蛇口から出てきた時点で塩素消毒によって菌が死滅しているのが理由です。
つまり、井戸水に菌が存在していても水道水と同様の手順を踏むことで安全な飲み水に変えることができます。

 

ただし、塩素消毒には飲んだ時に特有のカルキ臭がするというデメリットがあるのは否めません。
この塩素自体は人体に影響はないとはいえ、臭いが気になるという場合は浄水器の利用がおすすめです。

浄水器にもさまざまな種類がありますので、井戸の規模や用途に合わせた適切なものを選ぶと良いでしょう。
浄水器の使用は消毒による死滅ではなく菌を取り除く形になるので、安全性はもちろんのこと、不快な臭いも発生しません。

費用面でもこちらの方がを抑えられますので経済的だと言うことができます。

 

井戸水は日常的に飲用水として活用する場合には、衛生面を良く調査してから使用した方が良いですね。
災害時には貴重な水源として活躍する井戸ですから、とても大切な設備なのですが、日常での有効活用も考えていった方が良いと思います。

 

 

長年使われている井戸は経年劣化によって、水質も悪くなる傾向にあります。
水質検査とともに、井戸自体の状態も確認した方が良いと思います。

 

トチナンでは井戸の内部調査や井戸修繕の工事も承っております。
井戸ことでお困りの方は、ぜひトチナンにご相談ください。

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